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韓国インディー異常なし Vol.2

 

こんにちは、KPOPです。

KPOPが社会現象として世界中を席巻していく中、韓国のアンダーグラウンドシーンも大変に盛り上がっております。アングラがKPOPに影響を与えるのか、KPOPがアングラに影響を与えるのか、はたまた相互作用が起きているのか。真相は誰にもわかりませんが、しかし熱狂は加速していきます。韓国インディーの波に乗るのはまだ遅くない!リリース1時間後から騒いでいなくても大丈夫。今回は世界で活躍する韓国出身のアーティスト特集です。

 

 

Yaeji

 

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韓国人の両親の元、アメリカはニューヨーク州で生まれたYaeji(イェジ)は小学三年生までをアトランタで過ごした後、日本にある韓国系私立学校へ通いました。その後韓国へ行き、アメリカンスクールに通いながら韓国の文化に触れて育ちました。現在はNYを拠点に活動しています。

 

韓国のインディーがどうのと言っておいていきなりNYが拠点です。そういうこともあります。

 

エレクトロニックなビートをベースにYaejiの個性的な声が乗り、不思議な魅力を放つ音楽たち!

EP「Yaeji」でデビュー以降、EP「EP2」やミックステープ「WHAT WE DRAW 우리가 그려왔던」を発表。そして先日4/7にはデビューアルバムとして「With A Hammer」を発表しました。

アメリカ系韓国人として受けた外的な抑圧や、自身が内面化していた抑圧をぶち壊す。カオスな音像の中に確かな芯が感じられるアルバムです。

 

 

 

Park Hye Jin

 

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Park Hye Jin(パクへジン)は、韓国はソウルで生まれ、2015年頃からラッパーとして活動していました。あるとき「ソウルでできることはもうやり尽くした」と感じたHye Jinはメルボルンへ移住。現在はLAを拠点に活動しています。

 

詳しくはこの記事を読んでいただければいいのですが・・・韓国国内よりも国外での人気が高いアーティストです。そんなことどうでもいいですがね。

 

内省的な詞がラップとしてシンプルなビートに乗っているスタイルが特徴的。ミニマルで単調的なビートはともすれば表層的な盛り上がりに欠けるものではありますが、それは彼女の内面世界の旅を表すものでもあります。

 

Before I Die

Before I Die

  • 박혜진 Park Hye Jin
  • エレクトロニック
  • ¥1528

 

どこまでも自省的、孤独感に満たされた音像や詞は多くの若者の共感を呼びます(断定)。

 

 

 

LIM KIM

 

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「『アジア人女性アーティスト』のイメージを塗り替えるサウンド」……(Vogue Japanより)。流動的に変化していくLIM KIM(リム・キム)のサウンドは価値観を再構築し社会を変容させていきます。

EP「GENERASIAN」は「東洋と女性」をテーマに制作され、そこに含まれる東洋人や女性へのステレオタイプを解体する試みは鮮烈かつ鋭利なもの。彼女のエレクトロニックなR&Bサウンドは本来の自身を見せる契機となるのです。

 

 

ビョーク

 

 

Yerin Baek

 

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2012年よりJYPエンタに所属し活動を開始した15&のメンバーだったYerin Baek(イェリン・ペク)は、2015年の同グループの解散の後にソロデビュー。2019年には自身のインディーレーベル「BlueVinyl」を立ち上げました。

 

Our love is great

Our love is great

 

 

軽やかな愛と哀しみの音楽。ジャズやシティポップからDTMまで、ノスタルジックなR&Bやバラードなどを横断し、歌うは他者や自己への慰めの詞。凛と響く声は救いそのものです。

 

tellusboutyourself

tellusboutyourself

  • Yerin Baek
  • エレクトロニック
  • ¥1833

 

冷たさの中に暖かさがあるね〜〜

 

 

Peggy Gou

 

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Peggy Gou(ペギー・グー)はテクノやハウスを中心とする韓国出身のプロデューサー/DJ。各国のDJイベント等に出演しています。

 

 

14歳でファッションの勉強をするためにロンドンへ留学。クラブイベントでの仕事から音楽に興味を持ち、その後ベルリンに拠点を移して活動しています。ファッション誌「Harper's BAZAAR」でエディターも勤めていました。

アシッドなK-Houseが特徴。DJとしてますます活躍していくPeggy Gouに期待が止みません。

 

 

 

CIFIKA

 

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元グラフィックデザイナーのCIFIKA(シフィカ)。革新的で鮮烈な音像が特徴的です。まるでプリズムのように煌めくミニマルでエレクトロニックなサウンドが魅力。

 

 

また、今年3月には2ndアルバムとなる「ION」をリリース。感情の両面性、愛の不安定さ、無限、膨張、爆発を描くこのアルバムにはCIFIKAの世界が存分に反映されています。

 

ION

ION

  • CIFIKA
  • エレクトロニック
  • ¥1528

 

 

Lee Lang

 

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楽曲制作だけでなく、小説やエッセイの執筆などマルチに活躍しているLee Lang(イ・ラン)。

「患難の世代」を生きる私たちへの革命の歌。不平等、格差に塗れた社会に生きる、痛む人々と連帯し、抵抗の声を上げます。

 

授賞式でトロフィーをオークションに掛けたという話がすごく印象的でした。

アーティストが(さらには一般市民たちもが)貧困に喘いでいる現実をユーモラスに鋭く抉る言動。

誠実に、そして笑いながら紡がれる彼女の言葉は私たちの心を揺さぶります。

 

 

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韓国インディー異常なし Vol.1

 

こんにちは。みなさんはKPOPというものはお聴きになられますでしょうか。今巷で大流行していると噂のKPOP。しかし、韓国国内のインディーズも同様に勢いを増しているのをご存知ですか?そこで、このブログでは韓国の素晴らしいインディーアーティストたちをまとめてご紹介しようと思います。

 

 

Cocona

 

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独特に掠れる声とエレクトロでポップな曲調が特徴のアーティスト。SSWとしての一面だけでなく、LeeHiのRed LipstickやDaul, Noair, plan8, CHANNEL 201のHolidayなどの制作に携わったりしています。

もうとにかく笑ってしまうほどセンスがいい。そのほとんどが二分程度の長さでコンパクトなのも特徴。散歩のお供にどうぞ。

 

 

このMVは自作だそうです。マルチな才能!

 

 

○ EXN

 

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EXN(イーエックスエヌ)は特徴的なボーカル、そして何よりめちゃくちゃラップが上手いのが特徴。また、楽曲制作や自身のMVのアニメーションまで手掛けている多彩っぷりも。いわば「KPOP的」な雑多感を見せつつ実験的なポップネスを歌っているのが魅力です。

 

フューチャリスティックな音像に挟まるピアノが最高。多様なジャンルを乗りこなすスタイルはEXNのスキルがあってこそ。実力あるラッパーとして今まで以上に注目されていくことと思います。

 

サブスクにはありませんがSoundCloudにあるLUCIFER(prod. YEOHO)も良すぎるな〜。

 

 

b!ni

 

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2021年にデビューしたb!ni。その曲は2分程度のものが多く、ミニマルで聴きやすいものとなっています。R&Bから2stepまで何でもござれ!おもちゃのようなコロコロとしたサウンドが魅力的です。

 

 

また、Daul, UNEのEPに曲を書き下ろしたりL-likeなどの客演に参加したりと活動は多岐に渡ります。

 

 

 

 

○ Balming Tiger

 

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Balming Tiger(バーミンタイガー)はOmega Sapien, sogumm, Mudd the Student, bj wnjn, San Yawn, DJ Abyss, Unsinkable, Henson Hwang, Leesuho, Jan'Qui, Chanhee Hongからなるアーティスト集団。ジャンルに囚われない音楽性が特徴です。2019年にリリースされた「Armadillo」のMVが2020年のKorean HIPHOP AwardsでMV of the yearを受賞したほか、2022年にはBTSのメンバーRMを客演に呼んだ「SEXY NUKIM」を発表するなど、ますますその動向が注目されているグループです。

 

 

 

 

○ iiso

 

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キラキラした音を多用しつつもビートは本格的なクラブミュージック。過剰かつシンプル、洗練された音像が魅力的です。そしてそのビートを統一するiisoの声のアイコニックさ!一度聴いたら虜になること間違いなし。

また最近はAP ALCHEMY主催のアルバムに参加したりしていました。

 

KPOPでのボルチモアクラブの流行の予感…?

 

 

https://music.apple.com/jp/album/comi-ep/1654898990?at=10l8JW&ct=hatenablog

HouseやUKGarage, DnBなどが入った本格的なEP。AP ALCHEMY所属のsAewooなどが制作に携わっています。

 

 

Xin Seha

 

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8balltown所属のプロデューサー、シンガー。甘い声とメロウなR&Bがシンセハの強みです。浮遊感のあるトラックにうっとりしてしまいます。また、G.Rinaのアルバムに客演として参加したり、2ndアルバムに日本からNTsKiが参加したりしています。SUMINの曲でもいい仕事してるね〜

 

 

 

 

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今話題沸騰中の公園少女って誰?調べてみた!

 

こんにちは。みなさんは公園少女ってご存知ですか?ご存知でない方も多いかと思います、残念ながら……。よく言えば健康的悪く言えば残酷、回転率の異常に早いKPOP界でおちおち「1時間後には騒いでいた」などとイキることもできないのですが、そんな回転に振り落とされてしまった中に素晴らしいグループがいるのも事実。というわけで、今回はKPOP界の宝石、公園少女についてご紹介します。

 

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公園少女は2018年にデビューした7人組グループ。「人々が集まる憩いの公園」のような存在になりたいという思いが命名理由だそう。

「夜の公園シリーズ」と題して三部作を繰り広げてきた公園少女。デビュー曲のPuzzle Moonをはじめとし、Pinky Star(RUN), RED-SUN(2021)とディープハウスを歌ってきました。

 

 

 

 

他にもTotal Eclipse(Black Out)やThe Aerialist(Wonderboy)などの名曲を残している公園少女。その打率は1000割にも昇ります。

 

 

 

現在は事務所のゴタゴタで空中分解状態ですが、とにかくこの軌跡が実を結ぶことを祈るばかりです……。

 

 

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